教育方針

ごあいさつ

子どもたちのために・・・

中学校教諭であった内野登悦と小学校教諭であった内野郁子は、幼児期に適切な教育を受けることがいかに大切であるかを痛感し「子ども達のために」をテーマに、1965年清瀬の地に幼稚園を開設しました。

以来、57周年を迎えた昨年度までに9870人の卒業生がゆりかごを巣立っています。

清瀬ゆりかご幼稚園のテーマは

子供たちのために・・・

教育目標

  • 基本的な生活習慣態度をしっかりと身につける。
  • ことにあたり意欲的に行動できるこどもを育成する。
  • 集団の中で自他を尊重し、大ぜいの人となかよく楽しく生活できる社会性を育てる。

教育方針

  • ふざけたりあきらめたりしないで一生懸命やってみよう
  • よく見てよく聞いてよく考えて自分でやってみよう
  • お友だちのことも想ってみんなでやってみよう
  • 優しい気持ちでお手伝いしてみよう
  • お約束はきちんと守ろう

「豊かな心で、社会の変化に主体的に対応できる」そんな人生の基盤を作る

子どもの成長は、人類の進化の歴史を短期間に経験するようなものでハイハイから始まって、歩き、走り、言葉を物にし,知識を蓄え、道具を使い考え行動する・・・、さまざまな力をあっという間に身につけていきます。 時代とともに道具は高度になり、憶えなければならない知識は増える一方ですが、人類がその歴史の大部分を費やして磨き上げてきた「感じる」「動く」「考える」「伝える」といった基本的な能力は幼児期にじっくりと育んでいかなければなりません。

ダイヤモンドのように

「ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けないように、人もまた人でしか磨くことはできない。」といいますが、多くの人と継続的に接することのできる幼稚園生活は、沢山の「気付き」の機会に恵まれています。 また、一方では人間関係などで今まで経験しなかったストレスに悩む場面もまた多くあります。 それもこれも、友だちに刺激されながら試行錯誤して経験を積み上げていく成長のための大切な道程なのです。

「ゆりかご」のように包んであげる

私たちの園名には”赤ちゃんをやさしく包みこむ「ゆりかご」のように、子どもたちが安心して成長できる場でありたい”という創設者の思いがこめられています。 園での刺激がその子にとって過度の負担となっていないか、それぞれの個性の形が無視されていないか、その子の可能性を見逃していないか・・・。 私たちは、その子の成長をじっくりと見守る「ゆりかご」でありたいと願っています。

「ゆりかご」を揺らすように

さらなる気付きを、そしてさらなる成長を期待して、保育の中にはたくさんのきっかけが用意されています。プールや運動あそび、英語やリトミックあそび、大根やにんじん抜き、じゃが芋やさつま芋掘り、などなど。遊びと学びが融合したさまざまな”刺激”です。 「ゆりかご」をゆするような心地よい刺激が、みんなと過ごす園生活をより一層充実させていきます。

たのしそうを、を もっともっと

ゆりかごが用意する”刺激”の中には、専任の指導者による専門講師による本格的なものもあります。 しかし、英語や水泳にしろ、跳び箱やトランポリンにしろ、楽器や歌にしろ、大切なのは、どの子も同じようレベルアップすることではなく、「たのしそう」といった興味と「やってみたいな」という意欲を上手に引き出してあげることなのです。 たくさんの”きっかけ”のうちいくつかが「もっとやってみたい」につながったとき、成長の歯車は更に力強い動きとなっていきます。

でこぼこを、ぐんぐん伸ばそう!

ボール遊びが好きな子。かけっこなら誰にも負けない子。音楽を聞くと体がウキウキしてくる子。小さなお友達にとってもやさしい子。紙飛行機を遠くまで飛ばせる子。雨の日でも教室を明るくしてしまう子。騒がしい教室を静められる子。 ゆりかごに通う子どもの数だけ、「得意」があります。そして、同じ数の”苦手”もあるでしょう。この愛すべき個性たちは、やがて輝くための大切なでこぼこです。角を削って小さくししまうのはもったいないですよね。 楽しそうにやっているお友達に触発され苦手を克服するきっかけを掴んだり、得意なことをほめられて更に磨きをかけたりしながら、大きく素敵な個性になあれ!

ひとりの光が、みんなの輝きに!

自分の意思で始めたことに関して、子どもたちはとても素晴らしい集中力を発揮します。 ある「ねらい」を秘めた先生は周到にテーマを投げかけていきます。「得意」な子どもは面白がってやってみます。やがて、お友だちの”たのしそう”に呼応して”やってみたい”の輪が広がっていきます。一人の輝きがみんなで楽しむための大きな光に変わっていくのです。 私たちは、それぞれの輝きを見守りながら、学芸会や運動会など行事に向けてみんなの力が集中するようにサポートしていきます。 年度末に行う学芸会は、子どもたちの独壇場です。喝采を受ける子どもたちの笑顔は、みんなでひとつのことを成し遂げた達成感と自信に満ちあふれています。

21世紀へと時はながれ、創立者は世を去りましたが、
建学の精神「子どもたちのために」を大切にして参ります。